前半、和やかな雰囲気で上映会が始まり、上映中は参加者からすすり泣きが・・・
ぐっと感情移入された人が何人かいらっしゃいました。
後半は安田真奈さんによるお話。
ドラマの企画経緯を話してくださいました。
大阪市西区二児放置死事件(2010年 3歳長女と1歳長男を放置された事件を通して、虐待の背景への理解が必要だということで、 2011年 NHK大阪放送局にてドラマ制作されました。
安田さんがドラマを通じてお伝えしたいことは
①虐待は誰もが陥る過ちである
②虐待をしたくて子どもを産む親はいない
③虐待から子どもだけでなく親も救って欲しい
④子育てを見張るのではなく見守ってほしい
地域のおせっかいおばちゃんたちができることをしていけたらいいなぁ・・・と再認識させていただきました。上映会の後、脚本家の安田さんのお話を聴くことで、より一層「やさしい花」の内容を深く考えることができました。
素敵な笑顔の安田さんとのご縁にも感謝します。本当にありがとうございました。
これ以降は、当日参加してくれた方々の感想です。
(1)映画を観てのご感想をお書きください。
*自身の子育ての事を思い出し、つらかった。もっと頼れる場があれば救われる人はいると思う。
*2人で子育てしていてしんどいことがたくさんある中で、1人で子どもを育てていくということがどれだけ大変かなのかということがすごく分かったし、共感することもあったなと感じました。助けてくれる人の大切さがすごく伝わりました。
*虐待の背景には何か事情があると思って見守る、接することの必要さを考えました。接し方の違いで虐待している親の心を閉じさせてしまうこともあるだろうし、ドラマのように必要な助けにつなげられるかもしれないので、常に見守るという姿勢を忘れないようにしたいです。子育ては大変すぎて、今はうまくいっているように思えても状況が変われば虐待する可能性は誰にでもあると思います。
*私には友子が素晴らしい人すぎて・・・一方で私は恵まれた子育て人生を送ることができたことを改めて感じました。でも、この映画、夫にも見てほしい!とも思いました(笑)良い時間でした。ありがとうございました。
*真剣に見入ってしまいました。社会の目が理解がなかなか進まず苦しい気がします。周囲は気になるけれど、声をかけるところまでは・・・助けるなんて・・・無理と思ってしまいがちだと反省です。よい機会を頂けて感謝します。
*身近にも同じことがきっと起きていると思う。虐待を受けている子どもと出会うことは実際にはなかなか難しいのではないか。ドラマのように大声で泣いていたり家の外に出されたりしている方が少ないのではないだろうか・・・
*子育て中は特におしゃべりのできる相手や場所が必要と思いました。(家で子どもと二人だけではなく)
*今のママさんパパさん、子育て中の人たちは大変だなあ。シルバーの私たちにできる事をしなくてはと思いました。
*ここ数年、母親などの虐待があとをたたない状態が多くこの映画をみてとても考えられました。子育てするうえで周囲からの孤立しないために、ぐちや、悩みを話せる相手、場所がとても必要だとかんじました。
*勉強になりました。
*”虐待をするのは異常だと学生の男性は言ってましたが、子どもにかかわる大人の心の余裕、精神面、金銭面によっては虐待は紙一重だと思いました。とても心を刺激され考えるべき事の多い映画でした。ありがとうございました。
*自分自身の考えの甘さ、形式的なことを思い改められました。寄り添うことの大切なことがわかりました。
*声をあげられない人を見つけて、寄りそうようにサポートできたらいいな、そうすれば困っている人が乗り越えられると思う。多くの困っている人が救われたらいいな、と思いました。すごくいい映画でした。
*良い母親になりたいと思うのに、子どもが思い通りの反応をしてくれない。誰にもたよれない、親にもほめてもらえず、助けてももらえない、孤独・・・虐待は誰にでもおこりうることである。特別なことではなくと改めて実感。
(2)私たちができることって・・・?
*いろいろなことができるなと感じました。いじめも知っていて気付いていて何もしない人は加害者と同じですね。
*話を聞いてあげる事が大事かなと思いました。
*押しつけではなく(子育て経験)話を聞いてあげれる場が沢山あれば良いと思う。
*おせっかいするためには、問題理解を深める必要があると感じます。
*子育て世帯を伴奏するNPOをやっているが継続することが大切。
*まわりの子育て家庭に関心を持つ。自分の子育ての大変さを思い出して理解してあげる。地域で場の設定。
*子どもたちや若いママ・パパさんをご近所としてみはるのではなく、見守りたいと思いました。
*ご近所の様子をよく知ること。
*まずは話を聴く事だと思うのですが、どこまで踏み込んでいいのやら難しいですよね。
*知ること、関心を持つことだと思います。
*日頃から、やさしい思いを持って見守り、声をかけて関係を築いておく。
*HSで子育て広場や保育園見学、離乳食を一緒に作ったり喜んでくれました。「頑張ってるね」と子育てを肯定して一緒に成長を喜び楽しむことがホームスタートでできると思います。