HSホームビジター養成講座(2日目)-岸和田で子育を応援 ここからKit (大阪・岸和田)

2024.11.20 ホームスタート報告

HSホームビジター養成講座(2日目)

2024年11月14日(木)9:30~15:00  opsol福祉総合センター3階会議室1

前半「家庭とは何か、親とは何か」について

後半「子どもの理解」

講師は和歌山信愛大学教育学部子ども教育学科教授 森下 順子さん

第1回目の頃からずっと講師で来ていただきお話を聴かせていただいている森下先生のお話はとてもわかりやすく今どきの子育てや家庭について、とても良いお話を聴かせていただきました。

ーふり返りシートよりー

【家庭とは何か、親とは何か、について】

(感想・印象にのこったこと)

*最後の貝塚市の子育てネットワークのお話が印象に残りました。地域の活動などの敬遠される方も多い印象ばかりがありますが、こんな風に主体性を持って活動に取り組まれて、その後は支援する側に回ったりされてて、すばらしい活動だなと思います。ただ一歩踏み出すのに勇気もいるだろうし、自分は合わないと思っていてもいざ参加してみると楽しかったりするんだろうと思うので、広がっていければ良いのにと思いました。自分も隣の市に住んでいながらこんな取り組みをされていることを全く知らなかったです。

*いつの時代であっても、便利な世の中になっても、子育てで悩み苦しみ孤独を感じている人がいるという事。自分ができることで手を差しのべていきたい。子どもたちが成人して「あの頃に戻りたい」「やり直したい事」は一杯ある。あの頃を思い出して泣きそうになった。誰かの役に立ちたいです。

*子どもの権利(生きる、育つ、参加する)のことを考えて親として子育てをする。虐待で発達に影響をおよぼすということをしっかり考える。心理的虐待が59.1%で私も起こってきつくいってしまうことがたくさんあります。自分もそれになってしまうんじゃないかと思ってしまうところもあり、心が苦しくなりました。子どもの気持ちを思わないといけないなと思いました。ヤングケアラーも言葉やなんとなくは知っていたのですが、その状況におかれている子どもたちがたくさんいることにおどろきました。

(意見・質問)

自分自身は子育てって大変だなと子どもできる以前と以後では全く変わったと思っているのですが、実家に近く生まれ育った場所で子育てしているので、ほとんど苦労なく楽しく子育てしてきました。それだけに助けを求められない人はどうしているのかと疑問があり何かできないのかという思いもありますが、ちゃんと気持ちに寄りそってあげられるかなとも思いました。

*自分に置き換えて考えてしまうことも多く私がこの研修を受けてもしホームスタートに行くことになっても大丈夫なのかという不安がでました。子育ては24時間で本当に1人ではどうにもならないことや周りの協力、あそび場・サークルなどの必要性を感じました。親が成長できる子育て支援が大事と聞いて、いろいろ話せたり聴けたりする場があれば、お母さんたちも子育てすることがイライラすることもあるけど、少しでも楽しくできるのかなと思いました。

【子どもの理解に】について

(感想・印象にのこったこと)

*子どもの持っている力を信じて育てる。親がこうであってほしい、してほしいということが多くなってしまうし、そうしてしまうことが実際にあって、子どもを理解することが出発点、しっかり理解しようと思いました。話を聞いて、そうだなとおもうことばかりな一方で、自分の今と聞いたことをすり合わせて聞いていて、自分の子育て大丈夫?ダメなんじゃないかと不安にもなってしまいました。子どもたちの願いで話を聞いてくれる大人、自分を信じて。

*安心安全な場所で子どもたちが過ごせたらいいなと思う。発達障害について理解できた。社会全体で悩んでいるお母さんや子どもが救われたらと思う。

*日本は昔から西洋に比べて子どもの成長を見守る良い子育てをしていたということが少し意外に思えました。最近になって上手く言われるようになったのかと思っていたら昔からそんな風に子育てしていたのは誇らしいことだなと思いました。発達障害のグレーゾーンの子が多くて見つけるのが難しいこと。レッテルを貼ってしまうのは良くないですが福岡や奈良の事件の話を聞いて、もし診断を受けられていたら・・・と思いました。

(意見・質問)

*見守ってくれる大人や場所できることからしてみようと思う。自閉症のこともどういうものなのかを知れてよかったです。子どもを信じて待つ勇気。失敗しても寄り添い共感してくれる大人がいること。この2つを自分もしていけたらと思いました。

*不登校のお話もありましたが、身近でも起立性調節障害と診断されている子がものすごく多いのでまた、その中でも多くの子は学校以外は楽しく普通に過ごされているようです。根深い問題だなと感じます。