第5回「岸和田市の子育て支援政策」「問題や悩みのある家庭への理解」-岸和田で子育を応援 ここからKit (大阪・岸和田)

2024.12.6 ホームスタート報告

第5回「岸和田市の子育て支援政策」「問題や悩みのある家庭への理解」

令和6年12月5日(木)9:30~15:00

①岸和田市の子育て支援政策

講師:中村文音さん(子ども家庭すこやかセンター 子ども家庭応援部子ども家庭課 母子すこやか担当)

・子育て支援施策と関係機関で働く人の理解

◆ふり返りシートより

*保健センターの業務を知ることができました。25年前保健師さんをもっと頼っていたら、悩みも解決できたかなって思いました。今、子育て中のママさんたちが気軽に相談できる場であってほしいと思います。

*保健師さん、保健センターが子育てについてこんなにたくさんの業務を担ってくれていると普段あまり認識できていませんでした。ただ9名の保健師さんで観察の必要な家庭を見つけてフォローしていくのは大変なことだろうと思いました。(特定妊婦さんが岸和田に多いというお話もありましたので)

*健康診査で観察が必要な子を見つけてフォローしてくださるという大切な役目がある一方、子どもの発達で個別に話があってショックで泣きながら帰ったというお母さん小話がありました。子どものため、お母さんのためのことが裏目に出てしまった悲しいパターンだと思ったので(本当は相談に乗ってもらえて助かるはずなのに)デリケートな問題でアプローチが本当に難しいのだと感じました。

②問題や悩みのある家庭への理解

講師:山内つき楓さん(子ども家庭すこやかセンター 子ども家庭応援部子ども家庭課 子ども家庭相談担当)

講師:秦 典子さん(子ども家庭すこやかセンター 子ども家庭応援部子ども家庭課 子ども家庭担当)

・支援する際の心構えと対処方法を学ぶ

「支援者として心がけること」

■傾聴する(受容的・共感的態度・指導しない・非難しない・励まさない)

■対応困難場面では自分だけで対応せず、他者に支援を求める

■支援する側が健康であること

→自分自身の性格や思考傾向を自覚しておくこと

→相談者と支援者の相性があることを分かっておくこと

→相談者と適切な距離を取り、寄り添いすぎないこと

→請け終えないこと、出来ないことがあることを知っておくこと

→しんどいこと、悩むことは誰かと共有すること

■支援の成功体験を支援者同士で共有すること

◆ふり返りシートより

*家庭での問題にもたくさんあって対応の難しさと問題の本質に触れるまでにかかる時間と聞いて困難さを感じました。最後に制度の詳細まで知らなくても情報を持っていればOKとあって少し安心しました。

*当事者が声を上げなければ解決しない問題が沢山あるが本人が「大丈夫」と言えば、なかなかその先にすすめない。自覚症状がないのが怖い。”支援者が心がける事”を忘れず、支援していきたい。

🌸この日は、こども家庭すこやかセンターの職員さんたちが沢山参加してくださいました。お忙しい中本当にありがとうございました。