2022年12月8日(木)9:30~12:00
第5日目 「私」も「あなた」も大切に。「傾聴」のキホンキ ~傾聴の意義と方法①~
講師:コミュニティワーカー 青山織衣さん(社会福祉士・精神保健福祉士)
感想・印象に残ったこと
*自分の気持ちや伝え方でその人の評価になっているんだということ。自分の経験や価値観で話をしてしまっている事があるので、日々気をつけていきたいと思いました。
また、本人と一緒に考えていく。3つのパスポート、笑顔・アイコンタクト、うなづきで大丈夫、等。傾聴についてハードルが下がりこれからの活動の不安も少しなくなりました。
*先生のお話をもっとお聞きしたかったです。内容では、共感と同感の違いなど、自分には難しいところもありましたがとても勉強になりました。”バイスティックの7原則”は基本的な姿勢とは言っても中身が濃くて深くて難しいなと思いました。途中難しい!!気持ちが勝っていましたが、結局私は「素人」なんだからと少し思えるようになりました。でも傾聴についてもっと勉強しないといけないと思いました。
*先生!素敵な講座をありがとうございました。目からウロコ。”傾聴の前のとらえ方”何かをしてあげるのではなく
”イコールパートナー”でお応答の町、”しんどいと言える””よっしゃー”と答える相手も自分も一緒に大切にできる、手と手をつなぐ関係を広げていけると良いな。まずはお家でトレーニングから。今日も自分自身のアップデートありがとうございました。
*ホームビジターの立ち位置・・・本人のかわりにやることではなく(本人不在で物事を進めるのではなく)一緒にやる。主役は本人であるということが印象に残りました。オウム返しの応答がとても大切で感情に応答することに注力するということを心がけたいと思いました。そして私にホームビジターができるのだろうかと思いましたが、「素人」の強みでおせっかいな人が必要であるということを聞き安心しました。
*自分の考えや価値観を押し付けてしまっている、知らない間に評価してしまっていたなぁ・・・と。そんなことがほどんどなのかと・・・今後の自分にも生かしたいです。
*同感・共感することと受容することは別だということが印象に残りました。つい色々と考えて、何を言ったらいいんだろう、何をしてあげたらいいんだろうと思いがちですが、何もできないし、自分自身が気づかないといけないのだから、何かをしてあげなくて良いという言葉にハッとしました。その通りだと思いました。
*相手の中の力を信じる事、自分の価値観で勝手に決めつけないこと。出来事の感情に応答することなど、とても印象に残ったし、自分はできていないなと感じました。また、自己一致の大切さや、主役は相手本人であること。「私」も大切にすることなど、心に残ることがたくさんありました。傾聴とは、相手の思いや存在を認めることなんですね。とても素晴らしい講座でした。
*傾聴の大切さ、寄り添ってもらえ共感してもらえたこと感じることができたら、自己開示ができるということ。
事実を捉え、その価値観を大事にしているからその感情が出ているという図式が瞬時にできたら人間関係はよりスムーズに築いていけるなぁと思いました。とても学びになり、実践していきたいと思います。
*自分の心身のコンディションが話のとらえ方、感じ方が違うということ。本人が何を今、感じているか状況を理解するお手伝いをする。決めつけないことの大切さ。自分も相手を心地よい、距離感、位置の大切さ。
意見・質問
*一緒に落ちないという事を教えていただきましたが(ドロをため込まない、家に持ち帰らないというお話)オーガナイザーの方に聞いて聞いていただいてどのように消化したらいいのでしょうか。
*話を聞いて、つい自分なりのアドバイスを伝えがちですが、一緒に考えてそれでいて答えを出さないというのは、結構難しいことのような気がしました。普段いかに自分が自分の価値観を人に押し付けているかを認識しました。何も話さなくてもいいということでしたが、お互いきまづくなったりしないのかなとも思いました。
(第3回目講師の都合で日程変更 令和5年1月20日(金))
2022年12月1日(木)9:30~12:00
第4日目 「家庭とは何か」
講師:和歌山信愛大学 准教授 森下 順子さん
①あなたにとって家族とは?(グループワークで話しあう)
*心の支え・それぞれの成長の場・大切な存在・協力・助けあい・無償の愛・癒しの場・人生の中心で大切なもの・苦楽を共にし支え合える・魂の学びのためのベストメンバー・安心・安全な自分の居場所・無条件で愛せる存在
②子育てを通して学んだことは?
*協調性のはぐくみ・親としての立場・子どもであっても一個人・自分中心のスケジュールから子ども中心へ・子どもに対しての伝え方・親のありがたさを知って感謝・手を抜いても死なないということ・自分自身の未熟さを知り、気づき、内観したこと・無償の愛やさまざまな体験を通しての感情を味わったこと・傾聴や子どものありのままを認め信じることの大切さ・自分の思い通りにならないと知ったこと・親の有難み・育児=育自
③子育て中にありがたいと思った出来事は?
*幼稚園や保育園、学校などで色んな事を学んでくること・周りの人に助けてもらった・自分の人見知りがなくなった・子どもに感謝してもらったこと(手紙など)・笑いをくれる事・共感し、相談に乗ってくれたママ友の存在・義父のサポート・両親の存在サポート・サークルのママ友が産前産後の上の子の預かりや幼稚園の送迎・仲良しの家族とキャンプやみかん狩りなど楽しい思い出の共有
④本日の学びを通して、子育て支援者として大切にしたいこと
*全受容!今までの人生や悩んできたことに対して、取り組んできたことに対しての労いや尊敬の気持ちで接する。
*傾聴、寄り添うこと。上から目線ではなくて、同じ様に悩み、経験してきた者として気持ちがわかることを伝え、傾聴する。
*学び。支援者として現場の声や色々な立場の人の思いやニーズを知ろうと学び続けること。
*周知。必要な支援が届けられるように、様々な周知の方法を試してみる。
*検診時に、我々が出向いて「ビジター」についてしってもらう。パンフレットだけではわからないと思うので実際にどんな人が来てくれるのか普通のおばちゃん、同世代の若いお母さんが来てくれるんだよとお知らせしたいです。
*頑張っているママに共感し、認め合うこと、傾聴、肯定すること(そのままでいいんだよ)。色々な支援の形があって、求めている支援を提供すること。支援者として時代の流れ、変化にともない、自分をアップデートしていくこと。SOSを出せない大人・子どもに方法を伝える。(親が出せないと、子どももやり方がわからない教えてあげられない。
*ポジティブな気持ち、言葉掛けをすること。人と比較しないこと。
*子育て支援とはおもに子育てをしているお母さん、お父さんの支援が大切である。お母さんの思いを共有し孤立を防ぎサポートしていくことが大切である。しいては自己肯定感を高めることにつながり、子どもも幸せになると考える。子育ては一人ではできないので地域活動を支援者としてサポートすることが大切。
感想、印象に残ったこと
*子育ての状況が昔と変わってきていることがよくわかった。孤立している保護者が増えているという現状に子育て支援の大切さをあらためて感じた。地域で子育てを安心してできるような社会になってほしい。
*もともと人間は共同養育の仕組みがあったこと。昔の日本もそういう時代があったのに、どんどん核家族化がすすみ残念に思いました。父子家庭への支援の必要性があるということに、少し驚きました。
*シングルファーザーが多くなっていること、またひとり親家庭がそんなに増えているのだなと驚きました。保育の面でもお金や制度の面でもシングルファーザーの方が大変だと思いました。サポートについてもママより受けづらい(自分からいけない)のだろうなと感じます。
*子育ては一人ではできないという言葉がとても印象に残りました。自分自身の気持ちも楽になりました。支援が必要な方がたくさんおられるのではないかと思いました。アウェイ育児の人が72~73%もおられると聞きとても驚きました。
*色々な家庭があり、核家族がすすみ、孤独を感じ悩み、しんどさを抱え子育てをしている人が多い現状は自分自身の時と同じだと思いました。%は変わってもそういう人がいる限り支援は必要だし、多くの人に届けられるようにすることが課題だと思いました。
*子育て支援は母と子と思っていましたが、父であるということも気づかされました。母だけではなく父の支援でもどういったことができるのかなと考えさせられました。いろいろな現状をグラフで見たり、数字で見ることによって思っていた以上に子育ての深刻さを感じました。そこに支援が届けられるようにしたいな!と思いました。
*家庭とは時代によって変化している。それにともなって共同保育から一人の親に対する負担も多くなってきている。それぞれの成長の場、協力、助け合い、大切な存在。無償の愛、親の立場の学び。子育てをする人。
*時代の流れがこんなにも変わっていることを知って驚きました。共に時代経済のつながりで子育ての実態も変わっていくのは当たり前なことだと思いました。地域のつながりはもちろん重要で土台がしっかりしていればいいというのはすごく理解できますが、共働き家庭が多く、地域の方と関わる時間がないというのが私自身フルタイム子育てを去年まで経験していた身なので、本心ではあります。ママ自身も時間がない、支援するよ!という方もいるのかいないのか・・・?そんな情報も知る間もない。
意見・質問
*みんな情報を耳にしたり、手に取れる場。産婦人科や、カフェ、薬局などに協力してもらったり、成人式や、検診、保育所や幼稚園などでも、そういう機会を持つようにしてはどうかと思いました。
*いつも素敵な学びの時間に感謝しています。
*ここに参加させていただいている自分自身も住んでいるこの地域で、どんなサポートを受けることができるのかわかっていません。また、乳児育児中は、しんどくて資料をゆっくりみる時間もなかったので、出産前に知る方法があればよいのではないかと思いました。
*周知活動の一つとして、保健センターでの検診時に私たちが出向いて、こういう人がビジターとして存在することを知ってもらうようにできたらいいのに、と思いました。
*出生率が下がっているのに、世帯累計がどんどんあがっている事を知り、一人で育てない人は増々増えるのではと考えました。よりいっそうホームビジターの重要性を感じました。
2022年11月17日(木)9:30~12:00
第2日目 ホームスタートの内容、「ボランティアの役割意義」
講師:オーガナイザー
【目的】●家庭訪問型の子育て支援の位置づけと目的・意味・対象を理解する。
●ホームスタートの概要、歴史、理念や効果を知る。
●ホームスタートの特徴について学ぶ
・家庭訪問型の子育て支援の位置づけと目的・意味・対象を理解する。傾聴と協働とは。
●ピアサポートのホームビジターが傾聴と協働で実現できる効果(=親の気持ちをエンパワーし、子育てへの自信や意欲を回復する)について理解する。
①講義:ホームスタートの概要(パワーポイント)
・「子育て支援が届かない家庭とはどんな家庭でしょうか」グループに分かれて話し合う。
②ホームスタートの支援対象(ストレスの高い孤立しがちな親について
③ホームスタートと既存施策・サービスの位置関係(ストレスの高い孤立しがちな親への支援が無い状態にあること)に関する講義
~休憩~
④ホームスタートの活動方法(傾聴と協働)と姿勢(フレンドシップ)について
ホームビジターとヘルパーの違い、ボランティアとしておホームビジター
⑤イギリスのホームスタートの概要、歴史と活動方法、理念、効果について
⑥演習:ホームスタートの活動の仕組みについて
⑦我が国のホームスタートの概要、活動状況、効果
⑧質疑応答
⑨本日のまとめ
感想、印象に残ったこと
*ホームスタートの仕組みがよくわかりました。どうしてもSOSを出しにくい人に届けるというのは永遠の課題なのではないでしょう。
*HSの素晴らしさは、よく理解できました。たくさんの本当に困っている方に情報が届けられたらいいなぁと思いました。私は生地サークルにも所属していましたが、本当の心の内は話せませんでした。なので、育児サークルの方に案内を配布したり、広報に入れたり各市内でのサークル団体の方に大切な方に手渡しで困っている方にチラシを届けてもらうようにお願いしたり、あらゆる方法で人から人へ伝えられる方法を模索していければいいなと思いました。たくさんの笑顔のために♡
*利用家庭のニーズの1番が「孤立感の解消」そしてニーズで充足度の1番高かったものが同じ「孤立感の解消」であったので、ホームスタートの役割は大きいと感じました。
*ホームスタートで助けられた利用者さんがたくさんいること、ニーズ充足度の高さに驚きました。代行ではなく、協働であるという違いを確認できました。
*内容を詳しく知り、必要なしえんだなとあらためて感じました。また、下支えの組織体制であることで、これからボランティアをしていく上で色々な悩みなど共有していける、また他の支援などもできることに
安心しました。
*傾聴の大切さ、母子は親が安定していることが子育てにおいて重要だと思いました。本当に必要な方にこの支援が届けばいいと思いました。支援の輪が広がればいいなと思います。
*本当に必要な事業だと思うのに知らない人が多いことが残念で、そこに注力していくことが大事だと思います。学校にチラシを配ることも断られると聞きショックでした。(←配布することはできました)利用者さんからのお手紙を紹介してくださいましたが、そういう人がたくさんできるように、私もがんばりたいと思います。
*ホームスタートは親が一番というところが、心に残り残りました。親の状態は必ず子どもに伝わるので、親御さんに寄り添うことの大切さを大事にしている大切な事業だとあらためて思いました。少しでも必要な人に届くように考えていきたいです。
*実際のボランティア活動で、利用者さんの心が癒されたり不安が解消されお力になれる事が素晴らしい大切だと感じました。この活動をいかに必要な方に届けられるかも、これから色々と考えていきます。本日も学び大木講座をありがとうございました。
意見・質問
*利用者さんの感想を聞くと本当に素晴らしい活動だと思います。しかし、知っていても一歩が踏み出せないと言うのが実際は多いのかな・・・と考えます。利用者が増えることに意味がある(母元気なら子が元気になる為)けれど、やはり届かなければどうしようもないというのが素直に思ったところです。又、利用された方はどうして利用する決断ができたのか、また、利用された方はどういった方なのか気になりました。(精神的に落ち着いているのOr落ち着いていない)(明るい性格のタイプなど)
2022年11月10日9:30~12:00
岸和田市立福祉総合センターにてホームビジター養成講座を開講しました。
14日間の日程(11月~来年2月迄)
第1回目、オリエンテーション
【目的】ホームビジター養成講座の意味を理解する。今後一緒に活動していくスタッフとも知り合い、メンバー同士の連帯感・お互いを尊重する雰囲気、安心感を作り始めます。ボランティア活動を始めることを認識する。スキームの一員であることを意識する。
①講座のオリエンテーション
・研修の目的と流れ、研修後の活動につての説明。 ・受講条件の確認
②ホームスタートについて説明。
③講座のルール作り
全員で研修のルール作り。・ルールを作ったら模造紙に書き講座開催中ずっと掲げておく。
できあがったポスター♡
④受講者自己紹介
⑤ワークショップ
・なぜ参加したか?、何を学びたいか? どんな期待・どんな不安があるかについて話し合う。
⑥質問 振り返り一人一言
⑦ホームビジター仮登録書記入
⑧振り返りシート記入
感想、印象に残ったこと
*あたたかい雰囲気でリラックスして参加できました。これからの学びについても、皆さんと共に学べることがそても楽しみです。
*みなさん、優しい方だと思いました。今回参加してみて、次からも楽しみだなぁと思いました。
*参加されている方が、みなさん気さくで穏やかな雰囲気の方で、とても気持ちが落ち着き和みました。毎回どんな事を学んでいけるのか楽しみです。
*とても緊張しましたが、皆さん同じ思い、不安を持っての参加だとわかり安心しました。今後、様々な講義を有意義に聞きたいと思います。恩返しも、恩贈りという言葉がとても印象に残っています。
*あったかい、わきあいあいの雰囲気の中、皆さんとお話できて参加して良かったなぁ。ご縁に感謝だぁなと思いました。新たな事に挑戦し、学び、知らなかったことを知り、その上で自分にできることをしていけたら幸いです。よろしくお願いいたします。
*参加できて本当に良かったです!私が求めていたものがここにありました!!!参加者の皆さんがとても優しくて今日、皆さんに出会えたことに感謝です。”恩贈り”ステキな言葉をはじめて教えてもらい私も、恩贈りできるようにがんばりたいと思います。このステキな皆さんと、これからお勉強できるのがとても楽しみです。
*皆さんとのステキな出逢い、この貴重な機会をいただけた事に心から感謝しております。この講座で沢山の事を学び、考えひとつずつ行動していける様、努力したいと思います。この空間でまずは自分自身が優しさと、あたたかさに包まれエネルギーチャージさせていただきました。本当に有難うございます。このパワーと笑顔を多くの方に恩贈り届けていきます。今後とも宜しくお願いいたします。
*あたたかい雰囲気で、リラックスして参加できました。これからの学びについても、皆さんと共に学べることがとても楽しみです。
意見・質問
*今回、参加して初めてホームスタートという言葉を知りました。まだ、どんな事をするのか全くわからず、皆さんの高い志を聞いて、不安に感じることもありました。自分の子育てもまだまだうまくいっていない中で何ができるのか考えていきたいと思います。
*今後の様々な講義を受ける事がとても楽しみになりました。
*今までの経験で印象に残ったことなど、現場のことをたくさんお知らせいただきたいです。
❖とても皆さん、熱心に取り組んでいただいてとても嬉しい!です。楽しい充実した講座になりそうでワクワクです♡皆さん、お疲れさまでした。